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研究のハナシ [研究]

開始4回目にしてやっと「研究」について。

日本で臨床を10年近くやってました。ほぼ臨床バカでした。形成の。
研究もしていましたが、オママゴトもいいとこで・・・「ウサギ耳介軟骨の長期形態維持能力について」とか、「皮弁の血行動態について」、「新規創傷被覆材の開発」など立派な名前をつけてましたが、内容はただウサギの耳折り曲げたり、皮弁起こしてまた縫い直したりするだけでした。

なので、かなりド素人のまま、創傷治癒の基礎研究へと飛び込みました・・
やっぱり最初はきつかった・・!日本語と英語でいっぺんに基礎分子生物学を勉強、というか特訓しているようなもんで。英語の分厚いテキスト「読め!」とかいわれるし・・
でもそれでかなり勉強になりました・・基礎的手技もいろいろ教わったし。長年チェックしてきたHE染色標本を、自分で作れるようになったし・・

で、いまはKlothoマウス(クロトーマウス)を使って創傷治癒の実験してます。Klothoマウスってのは、早老症マウスで、生まれてしばらくたつとすぐじいさん(ばあさん?)になっちゃうマウスです。生後4週くらいで、他のマウスは元気いっぱいで絶好調なのに、もうすでに腰曲がってるし。手は震えてるし、よたよた歩くし、ある意味かわいいです。皮膚も超薄っぺらくて、触ったらズルリといっちゃいそうな感じ。

Wt_Mse.jpgklotho1.jpg
 
 
写真で見るとこんなです。上の写真がKlotho。下のが野生児。Klotho、腰曲がってるでしょ?!・・あんまり違いわからない?!ん〜、今度はいい写真撮っときます。
で、お察しの通り、ストレスにめちゃ弱いので、麻酔して、かかったと思ったら素早く手術して、リカバリは手で温めてます。・・いまんとこ即死はいないけど、かなり神経使います・・
あとは、糖尿病マウス(デブです)とかもいるので、いろいろ実験の夢は膨らみます。

なんだかやっぱり素人みたいな話しか書けないけど・・また研究進んだらお知らせします。


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味がしない [海外留学]

明日はバレンタインデーです。
日本では女性から男性にチョコレートを贈るのが普通ですが、米国では、男女関係なく、恋人同士、夫婦間などで、花やカードを贈ります。この時期、カード売り上げはクリスマスに次いで2番目に多いらしいです。学校でも、同級生とカード交換会が繰り広げられます・・が、さすがアメリカ、自由と平等の国。もしカードを贈るなら、クラスの生徒全員分書かなきゃダメ・・らしいです。

ウチでも必死こいてカード書きました。で、交換会の合間にスナックも食べるので、近くの巨大スーパー(これが何軒もある!!)に買い出しに行って見たのが、これ。
cake.jpg
なんだと思います??そう、ケーキです。バレンタインデーの。
いかにも合成着色料のクリーム。で、キスチョコ、そのままクリームにドーンと乗ってます。これで$3.50。安くていいんですが、たぶん喉がしびれるほど甘いでしょう。ていうか、銀紙、取ってくれ!
スーパーに行くとこんなケーキが死ぬほど売ってます。これが、食べる機会が結構あって、いつも甘くてヒーヒー言ってます。恐ろしいです。
しかし、もっと恐ろしいのは、だんだんこの甘さに慣れてきちゃうということ・・
この間、実家(日本)から送られてきた荷物の中に、「パイの実」というお菓子がありました。記憶では、中のチョコが結構甘いんだよな〜・・
と思いながら口に入れると・・なんと!何も味がしない・・びっくりしてもう一個・・・やっぱり味がしない・・・口の中はパサパサ感のみ・・呆然・・

甘すぎるよ、アメリカ・・・・限りなく球体に近い人が多いわけだよ・・


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お耳の先生 [海外留学]

米国へは、研究留学で来てます。毎日、どっぷりと基礎研究。
研究内容云々については、後々書くことにして、今日は講演のことを。

どっぷり研究なんだけど、日本では形成外科だし、専門医も取得済みってことで、UCSFの形成医局の各種イベントには参加させてもらってます。
こちらはResidentの教育もしっかりしてるし、毎月外科の各部門でGround Roundsなる、持ち回りの講演会や、豪華レストランでの抄読会(もちろん無料!)、手の外科カンファランス、美容カンファランスなどなど・・目一杯イベントあります。
マズイ飯がでる医局会と、術後カンファだけの日本の医局と大違い・・

で、今日は、その中のResident Teaching Conference。形成研修医に、毎週夕方レクチャーがあって、2年で形成全範囲を網羅できるようになってます。
今日のテーマは、「小耳症、耳介形成」。日本でのボス、Dr.四の十八番で、僕もすごく興味がある分野なので、いそいそと出掛けました。カンファレンスといっても、UCSFの主任教授と、形成研修医のみ参加する会なので、部屋もせまいし、せいぜい12・3人程度です。ホントにマイナー科の医局会みたいな感じ。
で、講師は誰かな〜、サンフランシスコではどんなヤツが手術してんのかな〜・・と思って待ってると・・な、な、なんと、やってきたのはDr.Burt Brent!!小耳症の世界では、超大物の先生!!な、何で?研修医教えに何でこんな大物が?UCSFって、そんなに金持ち??・・などと一人でパニクってたら・・よくよく聞くと、なんとDr.Brentはベイエリアに住んでいると。(!)Stanford大学(サンフランシスコの南にある、全米一の私立大学)近くの病院でバリバリ手術なさっているそう・・って、めちゃめちゃウチの近所やん!!
知らなかったとは言え、こんな超大物が、ウチから車で15分のところにいたとは・・しかも手術もしていたとは・・呆然です。
講演は、もちろん面白かった。今まで手術した症例1200人の中から、いろいろ見せてもらい、ためになる講義でした。手術室見学いつでもOKらしいので、今度ぜひ見に行きます。

しかし、奥が深いなぁ・・カリフォルニア・・


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 [海外留学]

人生で初めて、ブログに挑戦。
きっかけは・・
1.ボスの影響
医者の何たるかを、一から十まで教えて頂いた(今も教えて頂いてる)ボス(先生、上司、大将、閣下・・いや、ボスが一番しっくり来るな・・)がいます。
そのボスが、自分のホームページで「メッセージ」の名前でブログ書いてます。それがやたら面白い!!・・及ばずながら、自分も書いてみたくなりました。(そのうち、許可もらってリンク張ります。)
2.Mixi
最近、始めました。SNSって、すごい。10年以上連絡取れなかった知り合いに、いとも簡単にまた巡り合えた。米国なのに、実は小学校の同級生が近くにいた。遠くの親友とも、また連絡取れた。
その中で、「日記書けば?」と勧められました。Mixiの中だけだともったいないので、前から気になっていた、m3ブログを使おうかなと・・

てな感じです。
きっかけ弱い?・・いいんです。とりあえず始めてみます。

これから徐々に、研究、臨床、米国生活なんかをUPしていきます。稚拙な文章ご容赦ください。

そんじゃ、また。


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